最近、昔から議論されてきたトロッコ問題に第3の回答が出たことが話題となりました。
トロッコ問題というのはイギリスの哲学者フィリッパ・フットが提起したもので
長年、 道徳心理学などの分野で議論が続けられてきました。
ちなみにトロッコ問題というは
線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。
このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。
この時たまたま、あなたは線路の分岐器のすぐ側にいた。
あなたがトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。
しかし、その別路線でも1人が作業しており
5人の代わりに1人がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。
あなたはトロッコを別路線に引き込むべきか?
なお、あなたは上述の手段以外では助けることができないものとする。
また法的な責任は問われない。
wikipediaより
さて、あなたはどうしますか?
5人を助けるために1人を犠牲にしますか?
それとも、何もせず傍観者を貫いて道徳的な責任を逃れますか?
似たようなもので「カルネアデスの板」という緊急避難の問題もありますが
この究極の選択とも言える問題をあなたはどう解決しますか?
第3の道があると常に考える
さて、いかがでしたでしょうか?
最近出た解答というのが
分岐器のレバーを中心にしてトロッコを脱線させる
というものでした。
人間は「どちらか」ということを提示されると
どちらかしか解答が無い
と思い込みがちです。
これはビジネスシーンにおいても同じことが起こります。
今回、5人も1人も助けるという第3の道が発見されました。
今回のポイントは2つありますが
1つがこの「常識や先入観にとらわれず第3の道を見つける」です。
知識を増やす、知識を集める
実は「 分岐器のレバーを中心にする」という方法は鉄道ファンの間では有名だったそうです。
つまり、自分には非常識だったり、新しい発見だと思っても
実は他の人からは常識だったり昔から知っていることだったりします。
これもビジネスには重要なポイントです。
自分には大きな問題に思えても、他人には何でも無いことがあります。
自分で知識を増やすことも重要ですが
他人からの意見や知識を集めることも重要です。
そのためには普段からのコミュニケーションが重要です。
他人の意見を否定することが多い人に意見を言おうと思いますか?
すぐ短気を起こす人に意見を言おうと思いますか?
普段からのコミュニケーションの取り方が
ビジネスの成功を左右すると言っても過言ではありません。
コミュニケーションでビジネスを変える
コミュニケーションで社員の力を最大限引き出すこともできます。
また、自分では大したことが無いと思っていても
相手には凄いことだった、ということもあります。
雑談でも何でもいいので
自分にはこんな経験や知識がある
ということを伝えておくことでチャンスに繋がります。
社員の力を引き出すコミュニケーション術を学びたい
第3の道を探せるような思考方法を知りたい
という方はお気軽にお問い合わせください。
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投稿者プロフィール
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11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
子会社統括管理の担当者となる。
その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
2016 年に株式会社アーシブ設立。
リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
介護施設の離職率を20%から6%に下げ
ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
2年目は7%にするなどの成果を出している。
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