コーチング研修の人気の高まり

研修 スタッフブログ

最近は「コーチング研修を実施したい」というご要望が多いです。
「コーチング」が世間に広まり、そのスキルを学びたいという方が増えているのは
私としても、とても嬉しいことです。
しかし、その反面「コーチング」に関して
ネガティブな印象を受けている方が増えているのも事実です。
「コーチング研修を実施したが効果が出ない」といった悩みもあるようです。
もちろん「コーチング研修」に限らず研修の効果がすぐに出ることは
なかなかありません。
なぜこのようなネガティブな声が増えているのでしょうか?

コーチングと言えば?

あなたは何を想像するでしょうか?
「傾聴」「承認」と想像した方は、なかなか勉強されていますね!
恐らく大半の方は「質問でしょ?」と想像するのではないでしょうか。
もちろん「質問」も「コーチングのスキル」です。
「質問」を駆使すると「コーチング」をした気になります。
しかし、この「質問」は諸刃の剣なのです。

モチベーションを上げる「コーチング」とは?

例えば、矢継ぎ早に「質問」されると「尋問」されている気分になります。
過去の失敗について多く「質問」されると「責められている」気分になります。
自分が知っている情報についてばかり「質問」されると「鬱陶しい」気分になります。
こういったモチベーションを下げる「質問」を繰り返されると
「コーチング」が嫌になります。
「未来に向けてワクワクするような質問」をするとモチベーションも上がり
自主的に行動できるようになります。

一番重要なのは「傾聴」

もちろん「質問」も重要ですが、「傾聴」ができなければ
100%「コーチング」は失敗すると言っても過言ではありません。
きちんと「傾聴」していると思っていても
「なんて質問しよう?」などと考えていませんか?
はっきり言いますが「傾聴」中は「質問」を考えないでください。
聞き終わってから考える、ぐらいでちょうど良いです。
「でも、無言だと気まずくて…」という方もいらっしゃいますが
気まずいのは、あなただけではありません。
相手も気まずいのです。
すると相手も「何か話さなきゃ」と思って色々と話し始めます。
実は人間は話せば話すほど本音を隠せなくなります。(「フロイト的失言」と呼ばれています)
ですので、無理に「質問しよう」と考えなくても「コーチング」はできます。

コーチングのコツは?

しっかりと相手の話しを「傾聴」すること。
しっかりと相手の言動を「承認」すること。
これが「コーチング」にとって重要です。
「質問」しないで相手が自分で考え
前に進めることが理想の「コーチング」です。
相手が慣れない間は「質問」で促すしかありませんが
相手の反応が良かった「質問」を覚えて
「質問」のテンプレートを増やしていくのも一つの方法です。

詳しくは人財育成のご案内をご覧ください

投稿者プロフィール

中山 大輔
中山 大輔株式会社アーシブ 代表取締役・日本メンターコーチ協会 認定コーチ
11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
子会社統括管理の担当者となる。
その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
2016 年に株式会社アーシブ設立。
リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
介護施設の離職率を20%から6%に下げ
ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
2年目は7%にするなどの成果を出している。

関連記事

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

カテゴリー