「隔離」か「保護」か

連日、新型コロナウィルスに関連する報道がされておりますが

感染者に対する差別が問題となっております。

ある番組で「隔離」ではなく「保護」と表現するべきでは?

という議論がされていました。

実際の対応は変わりませんが

受ける印象はかなり変わると思います。

感染された方も感染したくて感染したわけではありません。

ほんの少し表現を変えるだけで考え方が変わることがあります。

彼らは肉の塊ではない

これは台湾の鉄人大臣と呼ばれている陳時中氏の言葉ですが

自宅隔離を命じられた人に電子タグを装着させるべきだ

という主張に対して

「人間は豚ではないし、肉のかたまりでもない」と言って撥ね付けました。

「言霊」という言葉があるように

言葉から受ける印象は馬鹿にできません。

さらに言葉にしなくても思っているだけで影響を与えてしまうということも

過去の実験から実証されています。

美徳を身につけさせたいなら美徳を期待することだ

相手に美徳を身につけさせる最高の方法は、その美徳を相手に期待することだ。

これはチャーチルの名言ですが

人間は本能的に相手の期待に応えようと努力します。

ポジティブな印象を持っている相手にはポジティブに

ネガティブな印象を持っている相手にはネガティブに

これは仕事や生活においても同じです。

「行動力があり、すぐに行動するが失敗も多い」という人を

「行動が早い」と見るか「失敗が多い」と見るか

結果は大きく変わります。

さらにピグマリオン効果と呼ばれるものがあります。

例え言葉ではポジティブなことを言っていても

心の中ではネガティブな印象であるならば

必ずネガティブな印象が相手に伝わります。

思いやりのある対応を心掛けたいものです。

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投稿者プロフィール

中山 大輔
中山 大輔株式会社アーシブ 代表取締役・日本メンターコーチ協会 認定コーチ
11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
子会社統括管理の担当者となる。
その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
2016 年に株式会社アーシブ設立。
リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
介護施設の離職率を20%から6%に下げ
ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
2年目は7%にするなどの成果を出している。

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