どうしてわかってくれないんだぁぁぁ!
という悩みは、職場のみならずご家庭でもあると思います。
先ほどもお伝えしましたが、人それぞれ価値観や常識が違いますし
頭ごなしに言われても、理屈は正しいとわかっていても納得できない場合があります。
例えばですが、論点をすり替えてくる人はいませんか?
「いや、今その話じゃないんだけど…」とツッコミたくなるような人ですが
議論に負けそうになると、論点のすり替えを行ってきます。
そうなってしまうと不毛な議論が続くばかりです。
こういった場合、論理的に話しているようで実は感情や
「私の常識は、あなたの非常識」が入っていることがあります。
「10分前行動は社会人として常識だ」
と言われたらどうでしょうか?
人によっては10分も前に来られたら困る人もいるかもしれません。
「おまえ宛にお客様から、対応が遅い、とクレームが来たぞ」
と言われたらどうでしょうか?
この言葉、何が事実で何が思い込みかわかりますか?
この言葉は「おまえ宛にお客様から、対応が遅い、と連絡があった」が事実で
「クレーム」は思い込みです。
お客様から「クレームですが」と言われれば事実ですが
お客様はいわゆる「クレーム」とは思っていないかもしれません。
「次から気を付けてね」程度のものだったのかもしれません。
こういったように人間は思い込みを事実のようにとらえてしまって
それが事実である、と決めつけて伝えていることが多いです。
正しく伝えるには、何が事実で、何が思い込みなのか
ここをしっかりと判断しない限り正しく伝えることはできません。
ですので、緊急事態でもない限り反射的に「伝える」のは得策ではありません。
ABCDモデル(ABCDEモデルと表現することもあります)というものがあり
考え方のモデルですが、多くの場合「A」を飛ばして「B」から
考えてしまっています。
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