先日、毎年ご依頼いただいております札幌の老舗ホテルでの新入社員研修を実施しました。
ワークショップやディスカッション、ゲームを取り入れ
できるだけ楽しみながら学べる工夫をしました。
研修後のフィードバックと今後の打ち合わせを行いましたが
アンケートを集計すると受講者の皆さまにポイントは掴んでいただきましたので
そのことを伝えると
「本当に重要なことを学ばせていただきました。
全員、中山さんの話しを真剣に聞いてましたね。」
と、教育担当の方からとても嬉しい言葉をいただきました。
研修が終了した時も受講者から
「楽しかった~」という言葉が聞こえ
「楽しかったで終わらないでよ!」
と心の中で不安になりましたが、手ごたえを感じる結果となりました。
今回の研修、ポイント以外はほとんど私は話してません。
なぜ、これほどの結果が出たのでしょうか?
さすがに一言も話さずにとはいきませんが
これが理想だと思っています。
セミナー形式で講師が一方的に話すのは
よほど受講者の方の学ぼうという気持ちが強くない限り
結果は出ません。
聞いたり見るだけでは学びは少ないですし
それであればテキストを読めば良いだけの話しです。
私は、テキストは研修終了後に配布しています。
受講者の方に「話させる」「行動させる」方が学びになります。
講師が話して終わり、という研修は実は
講師自身の復習にしかならないのです。
自分の考えを安心して言える、という環境を作ることも重要です。
出てきた意見を基に、さらに議論ができると最高です。
もちろん軌道修正は必要ですが、受講者自ら考えを述べることが重要です。
その意見で、普段の仕事の中では見えなかった側面が見えたりします。
「実は、そんなこと考えてたんだ」
という発見もできます。
研修という時間を使って、普段見られない側面を出すようにすると
今後にも活かせます。
社員研修で色々なノウハウを伝えても、なかなか実行してくれません。
しかし、自分で発言したことや決めたことは実行されやすいです。
「こうやった方が良い」という内容ではなく
「明日からこうやってみます」と受講者の方に決めてもらうのです。
もちろん実行されているかの確認は必要ですが
もし、実行していなくても
「自分で決めたことだ」と思えば実行しようとします。
こちらの望む方向に進んでほしい時は
一方的に指示伝達するのではなく
本人に考えてもらい、納得してもらうことが一番です。
そういった研修を実施したいが、どうしたらよいかわからない場合は
お問い合わせください。
また、社員研修を企画したいが、迷っているという方は弊社より
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