社員教育の問題点はどこにあるか?

以前研修を実施した際、受講者様に大変喜ばれた研修がございます。

アンケート結果も大変好評で、早速明日から実践します、という感想を多くいただけました。

ところが後日、研修効果を測るため色々とヒアリングさせていただいたのですが、研修で学んだことを実践している方はごく少数という結果でした。

こちらとしては手応えを感じていたので、かなりショックを受けたのですが原因を探っていくと「上司が新しいやり方を認めてくれない」という意見が多く見られました。

これではどんなに研修を実施しても効果が少なくなってしまいます。

リーダー研修を事前に行い、研修による社員教育の意義を理解していただいていたら、このような結果にはならなかったかもしれません。

あまり知られていませんが、戦後の日本である実験が行われました。

メイドインジャパンは今でこそ高品質の代名詞ですが、戦後は安かろう悪かろうの代名詞で、あるメーカーの品質が悪いのは何が原因かを分析し、本質的な問題点を1点だけ解決するという実験が行われました。

すると、色々な問題点が自然と改善され、今のような高品質な商品が作られるようになりました。

社員教育も、今の本質的な問題点をはっきりさせなければ時間とお金をただ消費するだけです。

外部からの客観的な視点も取り入れ、まず取り組むべきことをはっきりさせましょう。

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投稿者プロフィール

中山 大輔
中山 大輔株式会社アーシブ 代表取締役・日本メンターコーチ協会 認定コーチ
11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
子会社統括管理の担当者となる。
その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
2016 年に株式会社アーシブ設立。
リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
介護施設の離職率を20%から6%に下げ
ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
2年目は7%にするなどの成果を出している。

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