人はなぜ行動を変えられないのか?

東日本大震災から8年が経過しました。

復興は徐々に進んではいるようですが、避難されている方、震災で被害に合われた方には心よりお見舞い申し上げます。

北海道でも昨年、北海道胆振東部地震があり、いつ自分が災害にあってもおかしくない、と心底思いました。

しかし、実際に被災するまでは「自分が被災する」という考えは薄かったと思います。

札幌だと大きな地震も無かったため、なおさら被災するという意識は無かったと思います。

これは災害だけではなく、詐欺事件も「自分は騙されない」と思っている人ほど詐欺被害にあう、と言われます。

もっと身近な例で言うと「ダイエットに失敗する」ということも根本的な原因は同じです。

どうして人は災害への備えやより良くなるとわかっていても行動できないのでしょうか?

人は今までと違う行動を取ると強いストレスを感じる

ダイエットを例にすると、ダイエットすることによって

今までよりオシャレができる

自分に自信が持てる

内臓脂肪が減り健康になれる

などなど、メリットを上げるとキリがありませんが

なぜかできない。

備えあれば憂い無し、で災害があった時のための準備や避難経路の確認など

良い事だと思っていてもできません。

それが1分で終わることだとしても、できない事が多いです。

これは人間の防衛本能が今までと違う行動を取らせないようにしているので

そのストレスは相当なものです。

現状維持バイアスを外す

これを現状維持バイアスと呼びます。

これは強烈で、どんなに優秀な人でも、どんなに意志の強い人でも

この現状維持バイアスに引っかかる可能性があります。

これを乗り越えるためには、変えた行動を習慣にする必要があります。

極端に最悪なケース、最高のケースで考えると行動できる可能性が増えます。

大きな目標ではなく明日すぐにできる行動まで落とし込む

大きな目標だと人間は行動ができません。

しかし明日すぐに行動できることまで落とし込んで

やっと行動ができます。

その小さな行動を続けてください。

習慣になれば現状維持バイアスが外れます。

ダイエットを例に出しましたが、これは仕事でも同じことが言えます。

働き方改革も小さな行動を続けることが重要

何か新しいシステムを導入したり、新しい取り組みをしようとすると

必ず反発が起きます。

これは人間の防衛本能なので仕方のないことです。

導入したはいいが、誰も使わなくなった

取り組みの最初は声をかけていたが最近は誰も言わなくなった

こうなっては働き方改革も進みません。

反発が起こるのは当たり前のことです。

それを続けさせるのが上司の仕事です。

反発に負けずに続けさせるためにはマネジメントスキルが必要ですが

弊社でも現状維持バイアスを外すための研修を実施できます。

また、社員研修を企画したいが、迷っているという方は弊社より

絶対に失敗しない社員研修7つのステップ

の資料を無料でお届けしておりますので、参考にしてください。

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    投稿者プロフィール

    中山 大輔
    中山 大輔株式会社アーシブ 代表取締役・日本メンターコーチ協会 認定コーチ
    11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
    株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
    子会社統括管理の担当者となる。
    その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
    2016 年に株式会社アーシブ設立。
    リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
    介護施設の離職率を20%から6%に下げ
    ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
    2年目は7%にするなどの成果を出している。

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