社員研修でベテラン社員の意識改革が出来ないか?と札幌で創業から50年以上経つ企業から相談がありました。

お話しを聞くと、ベテラン社員が多く、若い社員が少ないため、もっとこの会社を良くしたい、と考える社員が少なく、社員研修を企画したり、改善意欲が高い社員が育たないということでした。

 

どうしたらいいものか・・・

と、研修ご担当の方も悩んでいる様子。

人事評価制度の導入と、そのための社員研修も検討しているとのことでした。

 

以前こちらのブログでも紹介しましたが、安易に人事評価制度を導入しないほうがいいです、と伝え、まずは問題点がどこにあるのかを探し出すことから始めましょう、とアドバイスさせていただきました。

 

ベテラン社員と言っても、5~10年で定年という方が多く、何事もなく無事に過ごせればいい、と考える方が大半のようです。

こちらの年代の方の意識を社員研修で変えるのは至難の業ですが、自分の培ってきたスキルを後世に残していただかないとなりません。

部下や後輩の指導が自分の一番の業務で、それが自分の評価にも繋がる、ということをしっかりと認識していただける社員研修が必要となります。

 

人事評価制度の導入は有効な手段なのですが、ここで注意しなければいけないのは「評価を下げるために人事評価制度を導入したわけではない」ということを制度導入前にしっかりと社員研修で認識していただくことです。

 

ただ一方的に会議などで伝えると誤解が生じやすいです。

できればベテラン社員の皆さまが「自分たち」で「人事評価制度が必要だ」という結論を社員研修などで出してもらうことが一番です。

 

ここで有効なのが社員研修という名目でワールド・カフェ形式の話し合いを行うことです。

テーマは皆さんが話しやすいテーマでいいと思いますが、あくまで目的は「自分たち」で「人事評価制度が必要だ」という結論を出してもらうことです。

 

ワールド・カフェ形式もだいぶ浸透してきましたが、上手く研修をコントロールするスキルが必要となりますし、その後のフォローアップも重要です。

「よし、人事評価制度を作ろう!」と社員研修のあと数日間は持続しますが、やはりモチベーションは落ちてしまいます。

 

そのためにも、具体的な行動目標を設定することが重要です。

そうすることによってモチベーションが戻ります。

できれば定期的に、3ヶ月~半年ごとに人事評価制度に関する社員研修を実施すると良いでしょう。

 

初めのうちは研修の運営などはプロに任せたほうが良いと思いますが、慣れてくれば自分たちで実施することも可能になってくると思います。

 

問題点の改善は外部の社員研修を受講すればいいわけではありません。

社内会議で十分事足りる場合もあります。

社員研修を企画したほうがいいか、それとも社内で取り組むべきか、札幌市内と札幌近郊のエリアであれば30,000/月のコンサル契約を結んでいただければそういったご相談も出来ます。

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投稿者プロフィール

中山 大輔
中山 大輔株式会社アーシブ 代表取締役・日本メンターコーチ協会 認定コーチ
11 年間会社の総務人事担当者として、労務管理や社員教育などを担当。
株式上場チームにも所属し、その際、内部統制構築、内部監査
子会社統括管理の担当者となる。
その後、研修会社に転職し日本全国で延べ2,000 時間以上の社員研修の実施に携わる。
2016 年に株式会社アーシブ設立。
リーダーシップやマネジメントの企業研修講師を行い
介護施設の離職率を20%から6%に下げ
ホテルでは新入社員の離職率が50%前後だったのを1年で11%
2年目は7%にするなどの成果を出している。

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